■楽曲の話

■HKT三期生に舞い降りた奇跡の祝福~微笑みポップコーン~

(※この記事は2015年5月に書かれたものです。)



5thシングルのカップリング曲「微笑みポップコーン」には衝撃を受けた。
表題曲の「12秒」、チームHの「カメレオン女子高生」も良い曲だと思ったが、これは次元が違う。

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なんて美しいメロディー…アレンジメントも一部の隙もなく完璧だ。そして歌詞がまた素晴らしい。そしてそして、私が音楽においてとても重要だと思っている楽曲と歌詞の相性、バランスも非の打ち所がない。
さらには、アイドルの曲として大切な点に、曲が歌うメンバーに似合っているかどうかというのがあるが、これについても最高だ。まさに神曲。

歌詞で先ず気になるのは、「君」と「僕」の関係、そして年齢である。
幼い頃から兄妹のように育った幼馴染み、でも最近、それだけではなくなってしまった…そんな君は11歳で、僕が13歳。
これが私が思い浮かべた情景だ。恥ずかしくなるくらいに陳腐だが、ここで重要なのはこれが的確かどうかとか、そういう事ではない。このように聴き手が自由に想像を膨らませられる余地があるということ。この箇所だけでなく、これは作品全体に貫かれている。

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ポップコーンというのは、こんな風に家庭で簡単に作るものなのだろうか。いやそういう家もあるのかも知れないが、ポップコーンといえば私は映画館や遊園地にあるもの、非日常、特別な感じをもって子供心を歓喜させるものという印象を抱く。
その一方で、「君」に機嫌を直して欲しいからポップコーンを作ってあげる、なんだかそんな軟弱な男は嫌だな、とも思う。
でも、作ってあげるのがポップコーンだということで婉曲されている。もしここで、作ってあげるのがたとえばサンドイッチだとしたら、にわかに現実感、生活感が出てしまう。そうではなくてポップコーン。

どこか非日常な感じ、生活感の無い感じ。そんなポップコーンに象徴されるように、曲全体がまるで絵本や童話から飛び出してきたような叙情的な雰囲気に満ちている。
そして素晴らしいのは、ただ一様に叙情的なだけでなく、きちんとアクセントが用意されていることだ。一番、二番ともに最初の部分で台詞調の一句があり、ここが目立つ。でも目立ち過ぎずに絶妙である。
特に感心したのは二番の「また今度行けばいい」の部分だ。この歌詞は素晴らしい。
「僕」が少し年上であることや、二人の親密な関係性、複雑な思いを持ちながらも落ち着き払っていて、やはりまだどこか妹のように見ている感じ…色々なものを読み取ることが出来る。私が「君」と「僕」の関係と年齢をこのように結論づけたのはこの一句があったからだ。そして何といっても、曲全体に漂う気だるさ、アンニュイな感じをこの一言が決定付けている。

また言うまでもなく、今はまだ種のままだけれどやがて弾けて笑顔で飛び出していく…これは三期生の未来を表している。この比喩もまた絶妙である。
何という秀作だろうか、アイドルソングとして稀に見るものだ。

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ここまで曲の完成度が高いとMV作りでこれについていくのは至難の業だと思うが、曲に負けることなく、曲の世界観を壊すこともなく、それどころかこの曲においてもっと大切な叙情性において互いに高め合っているのだからもう溜め息しか出てこない。
正直なことを言うと、実は最初に観た際に私は感動して涙ぐんでしまった。

そしてメンバー皆の表情も良いし、何より抜群にかわいい。このMVは彼女達のかわいさを余すところなく引き出している。
まさに秀逸。「アイドルにしか出来ない仕事」が間違いなくここにある。

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先に述べたように、HKTの歴代MVの中で最高傑作は「ウインクは3回」だと思っているが、微笑みポップコーンのMVもこれに勝るとも劣らない。そして全ての楽曲の中で一番好きなのは「お願いヴァレンティヌ」なのだが、悲しいかなこの曲にはMVが無い。MVも含めた総合点ということで言えばこの曲に肉薄する。そのくらいの神曲だと思う。

唯一残念なのは、こんなに素晴らしいMVなのに撮り方が雑なところだ。筋書き、演出、衣装、セット、何もかもが最高なのに、ダンスシーンで前列のメンバーと後列のメンバーが少しかぶってしまっている。
えれたんの顔が半分隠れてるとか絶許
こんなもの、その場でちょっとメンバーに指示を出せば簡単に修正出来るだろうに、何故こんな事になってしまったのか。折角の最高のMVなのにこのダンスシーンで画竜点睛を欠いているのは惜しくてならない。



この曲を研究生の曲にすべきだったか、それともなこみくも加えて三期生の曲としたのが良かったのか。殆どの人がこれについて考えたのではないだろうか、作った側も含めて。
もちろん私もこれについてはよくよく考えた。個人的には研究生の曲にして欲しかったが、これはちょっとした好みの差、少なくとも私にとっては僅かな違いでしかない。三期生の曲となったのはこれでこれで良いと思うし、三期生九人全員での楽曲の方が後年振り返った時に物語性があるとも思う。

だが残念だったのは、みるんなこみくのそれぞれの扱い、位置付けが中途半端で、その結果散漫な印象を与えてしまうことだ。
もしこれがなこがセンター、若しくはなこみくのダブルセンターだったとしたら、今の情勢ではやはりそうなるよね、と多くの人が思っただろう。しかしそうではなくみるんがセンター。

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これが私が研究生の曲にして欲しかったと思う理由だが、それはともかくとして、みるんを単独センターに据えた一方でまったく単独センターらしく扱っていない。明らかに「みるん+なこみく」のスリートップになっている(なこみくの衣装も他の六人と違うし…)。

そしてこれは今に始まったことではない。単独センターとは名ばかりの事実上のスリートップ、前作の表題曲「控えめI love you!」とまったく同じではないか。そして今回も表題曲はダブルセンター、チームKⅣの曲もダブルセンターだ。どうして最近のHKTはこういう八方美人というか妥協というかはっきりしない事をするのだろうか。
(この点チームHの「カメレオン女子高生」の若ちゃんの単独センターは評価できる)

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確かにみるんちゃんはまだまだだと思う。全然足りていない。このMVを観ても、彼女の遠慮や、不安や、緊張が伝わってきてしまう。潜在的にはとても良いものを持っていると私は感じるのだが、まったく開花していない。

けれど、それを承知でセンターに抜擢した以上はこの曲はみるんと心中しなければいけないのだ。だが実際にはスリートップ体制…
こういうのを潔くない、逃げの一手と言うのだ。
期待の生え抜き選手を四番に据えたはいいが、打率も本塁打もいまひとつなので三番と五番に無理矢理助っ人外人をねじ込んだ粗製クリーンアップのようだ。

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問題は、控えめでは事実上のスリートップではあったがはるっぴの存在感が凄かったのに対して、この微笑みポップコーンではセンターのみるんがなこみくに喰われてしまっていることだ。
やはりさく食べからこれで三作連続で選抜に入っただけあって、二人はMV慣れしている。他の三期生と経験の違いがここで出てしまっている。ならば尚のこと、立ち位置やMVの作りでセンターをセンターらしく見せる必要がある筈なのに、そのあたりの詰めが甘いというかちぐはぐになってしまった。
若しくはみるんセンターをきっぱりと諦めて最初からなこみくダブルセンターにするかのどちらかだろう。だから潔くない、中途半端だというのだ。

今のHKT全体の問題とも繋がる事なので少々長くなってしまったが、このスリートップ問題が唯一のこの曲の欠点ではあるのだが、素晴らしい神曲であることには変わりない。
今思うのは、とにかく早く生で、ステージ披露を見たいということだ。
全ツの次の公演でセットリストに入るだろうか…前例からしてシングル表題曲とチーム曲が入れ替えられるのは確実だが、この曲については微妙なところだろう。しかし、三期生の未来のためでもあるのだし、是非ともお願いします(土下座)





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■男は身勝手で奔放なロマンチスト~君が教えてくれた~

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「ただいま恋愛中」公演は私の大好きな演目で、中でもとりわけ魅力的なのが後半全体曲の四曲だ。自身がもっとも好む神曲は「Mr.Kissman」なのだが、独特の個性、存在感という点ではむしろその次の「君が教えてくれた」が群を抜いている。

明るい曲調に切ない歌詞を乗せるというのは鉄板だが、この曲の歌詞は単に切ないとかそんな単純なものではない。なかなか凄いことが歌われている。
男なんて自分勝手で奔放なロマンチスト。
この歌を聴いているとそんな風に思わされる。一人称は僕、二人称は君だ。「僕」は自分の夢を追って「君」の愛を振り切り、一方的に別れを告げる。まあよくある話だが、この曲はそこから先が面白い。

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男の恋は一つ一つ保存され、女の恋は上書きされる。
こんな事がよく言われるが、まさにその通りだと思う。生物としての特徴を考えれば至極当然のことなのだ。どんなに悲しい終わり方、汚い終わり方をしたとしても男にとってはそんな恋の一つ一つは後に良い思い出となる。だから美化に走る。
自分勝手に一方的に恋を終わらせておきながら、それを美しい思い出へと作り上げる作業をしている。これこそがこの曲の歌詞にうたわれる事の真意、だからこのように美辞麗句が並ぶのだ。
もし誰が書いたのかをまったく知らされずにこの歌詞と向き合ったとしても、少なくとも作詞者は男性だなというのはすぐに分かる。

「潤んだ瞳に涙は星の連なり」これなど歯の浮くような文句だが、女の方は単に悔しくて悲しくてボロ泣きしているだけかも知れないでしょう。最後に至っては「2人は永遠になる」だからね。
女性からしてみたら、「はぁ?何言っちゃってんの。永遠にならねーし」と思う人もいるに違いない。恋を上書きしなければ生きられない女にとって、終わる二人が永遠になるなんてあってはならない事なのだ。
けれど私はこの曲は好きだ。大好きだ。だって男だからね(笑)
まるで地に足が着いておらず、終わりゆく恋を抽象的な言葉を並べて美化していく。自己陶酔も甚だしいが、こんな人生、素晴らしいではないか。男なんてそうやって死んでいくんだよ。



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この曲のもう一つの魅力は、そんな男の身勝手な美辞麗句が、ゆったりと曲に乗っているところだ。メロディーに対して歌詞の字数(音数)が少なめなのだ。その結果朗々と歌い上げるのが似合うような曲調になっている。これは「2人乗りの自転車」のサビの部分にも通ずるものがある。
これはアイドルソングとしてはとても珍しい。だがそんな曲をアイドルが、それも16人という多人数のステージで出来てしまうというのは48グループの、そして劇場公演の大きな強みだろう。

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大サビでは転調してキーが上がる。ただただゆったりと美しい。そしてただいま恋愛中公演においては、この曲の終わりから次の「BINGO!」への流れはまさに完璧、本当に素晴らしい。
ゆっくりと降ってきた星が足元に積もり、それが客席へ向かって一瞬でパアッと、明るく勢いよく弾け飛ぶようではないか。これは若い女性アイドルにしか表現し得ないものだ。そんな「アイドルの公演の価値」をまざまざと見せ付けてくれるのだ。





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■神曲だが手放しでは褒められない~Buddy~

6thシングルカップリングのチームHの楽曲「Buddy」には久々に衝撃を受けた。
こんなにかっこよく、そしてキザな楽曲が他にあります?
これ女の子に歌わせちゃ駄目だろw

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表面的な表現が「かっこいい」曲なんて48Gにごまんとある。今やっている最終ベルが鳴る公演なんてそんな曲の宝庫だ。だが内面的にここまでかっこいい曲、もっと言えば逆説的ながら「男のかっこ悪さと見栄」を表した曲がこれまでにあっただろうか。かっこ悪いからこそ見栄を張る、かっこ悪いからこそかっこつける、だからかっこいい。
…分かりますか?この感覚。きっと女性には絶対に分からないだろうな(笑)
だから女の子に歌わせちゃ駄目だと思うのだ。そこを敢えて女の子が歌うから面白い、そこにアイドルの妙味があると言われればそうなのかも知れないが、それにしては曲に隙がなさ過ぎるのだ。
この曲を聴くと、一見似た雰囲気にも感じられる「前しか向かねえ」の歌詞などわざとらしくて薄っぺらい。

「今日が来るまでずっと言えなかった」「言わせてくれよ」なんて言っているが、これ、ありがとうとは結局最後まで言わなかったよね。いや、言えなかった。
buddyと呼ぶような間柄の奴に対して、ありがとうなんて恥ずかしくて言えないだろ。別れに際してもやっぱりその言葉を呑み込むからこそ切なさが漂う。でも、言葉にする必要なんてないからそれでもいい。なんだこの歌詞、最高なんですけど。
そしてbuddyという一つの単語が曲の世界観を支配している力強さも近年稀に見るものだ。


本当にこの歌詞は久し振りの珠玉の作である。しかもそれが楽曲と完全に噛み合っている。まさに神曲。
そして、しつこく繰り返すようだがこんなにも「女性アイドルグループに歌わせてもどうしようもない曲」は過去に例がないw
一方でチームKⅣの「夢見るチームKⅣ」も悪くないが、こちらはまさしく正反対。それこそ「女性アイドルグループにしか歌いようがない」曲だ(笑)
これを見ていると、どうもチームHにかつてのチームK的なもの、KⅣにはチームB的な雰囲気を纏わせたいという意図が見え隠れする。以前から薄々そういう気配はあったが、今回この二つのカップリング曲を聴くとその事が強く全面に押し出されている。

唯一惜しいのは、折角の神曲ながらじーなのセンターが似合っていないという事だ。
じーながセンターをやること自体はそろそろ来そうだと思っていたし、私以外にも納得している人もきっと多いだろう。だが彼女の人柄や雰囲気からしてこの曲の真ん中に合っているかというと残念ながらそうとは言い難い。本当はこういう曲こそさくはるのダブルセンターが歌うべきなのに…
このあたりでひとつじーなをセンターに、というHKT運営の方針と与えられた楽曲が噛み合わなかったのは惜しまれるところだ。

人選はともかくとしても、歌詞の内容や世界観を考えたらこの曲こそダブルセンターが似合う筈なのだ。いつも不要なところで安直に逃げの手とも言えるダブルセンターを立てているくせに、この曲でそれをやらないのだからまさに本末転倒。折角の素晴らしい曲で運営の無能さが浮き彫りになるのだから皮肉な話である。
そしてカップリングに良い曲が集まるのに表題曲が糞曲という悪習が今回も繰り返された。





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■ハロウィン・ナイトが糞曲すぎて未来に絶望しかない

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ひょんなことから本店の新曲「ハロウィン・ナイト」が初披露された時の映像を観たのだが、余りの酷さに言葉も出なかった。恋チュンの安直な焼き直しでしかなく、ああ、まゆゆ可哀相に…という感想しか持てなかった「心のプラカード」よりは多少はマシとはいえ、これもまた糞曲もいいところだ。
今や本店からはすっかり興味がなくなってしまったが(39thと40thは一度も聴いたことがないからどういう曲か知らない)、そんな私でもなんだか悲しくなってしまった。

音楽性についての評価はあくまでそれぞれの好みでしかないから、同じ曲を神曲と思う人もいれば糞曲と思う人もいる。当たり前のことだ。だがこの曲には二つの大きな問題点がある。
一つはハロウィンを題材にした歌だということ。
そしてもう一つは衣装が出過ぎてアイドルソングとしての本義を損じていることだ。



私はハロウィンと恵方巻きが大嫌いだ。
何故突然に恵方巻きの話が、と思われるかも知れないが、この二つには共通点がある。
バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈る…これは何の根拠もないことを日本の菓子屋がでっち上げたのだという事は有名である。言った者勝ち、騒いだ者勝ちで商売の機会をひねり出したというわけだ。そしてその二匹目のどじょうを狙っているのがハロウィンと恵方巻きだ。

生まれも育ちも関東の私は恵方巻きなどという習慣には全く縁が無くて、それどころか恵方巻きという言葉、そんなものの存在を知ったのはつい近年、三十代を過ぎてからである。何故知ったのかといえば、ある時を境にスーパーやコンビニが突然大騒ぎを始めたからだ。
節分には恵方巻きを食べましょう。うん、これは商売になりそうだ。騒げ騒げ、東京圏でも騒げば売れるようになるぞ。
突然聞いたこともないような余所の土地の文化をどやどやと持ち込んできて騒ぎ立てるとは無遠慮も甚だしいが、それだけだったらどうぞ食べたい人はお好きなように、と放っておけばいい話だ。だがいつだったか、コンビニで買い物をした時にレジの小娘に「ご一緒に恵方巻きは如何ですか」と言われた時には流石にイラッときたね。
余計なことを言わずにさっさと会計をしろ。私は無言のまま睨み付けてやったが、怒りの念が伝わったのかそのレジの子は消えそうな声で「申し訳ありません」と言うと大慌てで釣り銭を渡してよこした。
余所様の風習や祭に対して敬意を払うこともなく自らの商売のための道具として使うこのような行いは卑しくて野蛮だと言わざるを得ない。

これが私が恵方巻きが大嫌いな理由である。ここから先は言わなくともお分かりいただけるでしょう。春の恵方巻きと秋のハロウィンの両頭、恵方巻きと並ぶ二匹目のどじょう狙いがハロウィンというわけだ。こちらも恵方巻きと同様、ここ近年になってやはりスーパーやコンビニが急速にハロウィン、ハロウィンと騒ぎ出した感がある。偏に菓子を売らんがためだ。
そんな唐突に余所から持ってきたようなもので軽々しく騒ぐ前に、地域の伝統行事とかもっと大切なものがあると思うのだが。

そして売れりゃあ何でもいいといえばこの人。菓子屋よりも遥かに下衆な秋豚がここに目を付けないわけがない。そう、ハロウィンソングというやつはまだ先人が少なく未開拓で、おいしい分野なのだ。
よし、粗製乱造でも何でもいいからとにかく今年のAKBの秋歌はハロウィンソングだ。それしかない!
かくして楽曲や歌詞の質はどうあれ出されるべくして出された一曲と言えるだろう。「溺れる者は藁をも掴む」そんな言葉がぴったりである。時節や流行に捉われず、どんと構えて本当に良い曲を出す…RIVERやヘビロテの頃には確かにあったそんな誇りある姿はもうこの「国民的アイドル」からは見られないのだろうか。



二つめの問題点は、衣装が出過ぎてアイドルソングとして本末転倒になっていることだ。
王道のかわいらしい衣装、奇をてらった派手な衣装…色々あるが、どうであってもアイドルの衣装というのは彼女達のかわいさ、キラキラした輝きを伝えるための手段であり道筋でなければならない。
ところがこの「ハロウィン・ナイト」の衣装はどうだ。特に酷いのがまゆゆだ。

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なんだこれは一体?!
こんな金髪のかつらなんぞ被らされて、これが果たして「正統派美人で王道のアイドル・渡辺麻友」の魅力を伝えていると言えるだろうか。
ああ、まゆゆ可哀相に…(二回目)

かつての記事で、メンバーのド派手なコスプレ大会で披露された「ヘビロテ」を絶賛したことがある。だがそれとこのハロウィン・ナイトの初披露とでは話が全然違う。
あの時は既にヘビロテが世に知れ渡り、誰もが知る人気曲となった上での一夜限りのお祭りとしてコスプレで披露されたのだ。だが今回初披露でこれを着たということは、この珍奇な衣装がハロウィン・ナイトの正装ということでしょう。これでは衣装がメンバーを呑んでしまっている。衣装がメンバーに勝ってしまっている。ならばアイドルが着なくとも誰が着ても同じことだ。まさに本末転倒。
残念ながらこれは歴代の楽曲の衣装の中で最低のものと言わざるを得ない。



いくら本店からは興味がなくなった、もうHKTだけでいいと言ったところで、どこまでいってもHKTはAKBという母船に曳航されているボートに過ぎない。その巨大な泥舟が沈めば、当然ボートも一緒に沈む。
良い曲が生まれるかどうかは博打であって、凄い神曲が一発出れば起死回生となる、そんな幻想を抱いている向きもいるかも知れないが、曲を作る過程に問題があり過ぎるからこのままではこの先神曲が生まれるなんてことは絶対にない。この「ハロウィン・ナイト」を観ていると、いよいよ覚悟すべき時は近いのかと思わされる。

ついでに言うと、曲名を知らされてまず思ったこと。○○○ンナイトって同じ響きだけど、ひどいパクりだなww
もはや私にはこのグループに夢も希望も誇りも矜持も感じられない。

まあでも…
「お願いヴァレンティヌ」が一番好きとか言っている時点で説得力はないんだけどね(笑)





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■不遇の名曲「大人列車」

横アリのセトリやらサプライズやらを予想する記事を書こうとしたところ、「大人列車」について語っていたら例によって長くなり過ぎたのでその部分だけを切り取りました(笑)



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「初恋バタフライ」に「ウインクは3回」…"本店シングルのカップリングは神曲"という法則がHKTにはあるといっても過言ではない。そしてその第三弾となった「大人列車」はどうか。
私の感想は、神曲という程のものではないものの素晴らしい良曲。やはり本店カップリングに外れはなかった。少なくとも個人的には「12秒」よりも良い。
まあ嫌な言い方かも知れないが、今このグループはあの手この手で本店AKBを終わらせないこと、そこに全てのエネルギーが向かっていると言ってもいい。だから良い楽曲は本店のカップリングに使われるのは当然のことなのだ。
(それにしてもこの力の入りまくった長編MVはなんだろうね。HKTのシングル曲のMVが安っぽくて手抜きのようなものばかりなだけに、ここまであからさまにやられると腹立たしくすらなってくる)

だがそんな楽曲の質の良さの一方で、かつてここまで酷い扱いを受けたオリジナル曲があっただろうか。初バタやウインクと違って全国ツアーで歌われることもなく、さらには劇場で披露されることもなかったのだ。もちろん過去にも劇場盤のカップリングなどでステージで披露される機会がまったく無かった曲も他にあるにはあったが、そのあたりの曲とは格が違うでしょう。仮にもさくはるのダブルセンターでMVまで作った曲なのだ。それがここまで生披露されることが全然ないなんて余りに酷い話だ。

その原因の一つが5thシングルの発売が延期されたせいで発表時期が近くなってしまい(しかもシングルが後にくるという最悪の流れ)、シングル「12秒」の陰で印象が薄くなってしまったという事なのが何とも許しがたいが、当初の予定通りに進まないのも本店の都合でしか事が動かないのももはや当たり前なのでこれについてはとうに諦めている。問題は事後の対応だ。
これは5thカップリングの「カメレオン女子高生」「ハワイへ行こう」についても言えることなのだが、センターに抜擢されたメンバーや初選抜のメンバーが欠かせないのだとしたら、そのように全ツの出演メンバーを揃えて披露することはやろうと思えば絶対に出来る筈なのだ。実際のところ12秒の発売を受けて全ツの開始当初は控え組だった南央村重が毎回出演の選抜組に加わったわけだし、みるんだって最初は控え組だったところ、ブルーベリーパイに合わせて選抜組に入ったのだ。

百歩譲って「カメレオン女子高生」「ハワイへ行こう」の二曲については同格の4thのチーム別曲が引き続き披露されているからセトリ差し替えの余裕が無いからと納得もできるが、「大人列車」のこの扱いは一体何だというのだろう。
もちろん我々ファンとしてはメンバーの負担というものも考えなければいけないから、あれもやれこれもやれと言うのは心苦しいものがある。だがそれを差し引いて考えても、何故この曲だけがこうも不遇なのだろうかと疑問に思わずにはいられない。
そしてこの曲で初選抜の芋メン三人や久々復帰のゆかちゃん、中でも特に冨吉とそのファンの心中を察すると気の毒でならない。




さく食べの全握でこのMVが初めて披露された時、リップシーンで初選抜の芋メン三人の顔が大映しにされた瞬間の会場の沸き方は凄かった。だが最低最悪だったあの握手会の事を考えると、今思えばあの時初披露されたのはファンの不満を誤魔化すためのダシにされたのではないかと思えてしまう。まったくとことん不遇な曲だと言わざるを得ない。

まさかそんな事は無いとは思うが、流石に横アリでセトリに入ってこないという事はないだろう。冨吉はじめ初選抜や復帰のメンバーはもちろんのこと、皆ステージの上で思い切り暴れて欲しいと思う。私もこの曲の時は最大声量で盛り上げるつもりだ。
そして嫌な予感しかしないので今から言っておきます。ワンハーフとか絶対にやめてくれよ。この機会にフルバージョンでやってくれなかっら失望するわ。そしてイントロで2.5連が沸いたらぶっちゅぶす!www





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ようこそ

プロフィール

とけすん

Author:とけすん
埼玉県在住、四十代独身男です。ヲタ歴は五年半(ヘビロテ新規)。推しメンは穴井千尋。アイドル以外の趣味は野球観戦、旅行、居酒屋巡り。
HKT推しとしては典型的な百貨店新規で、初めて劇場に入ったのは博多レジェンド公演。2013年12月、元推しの横山由依生誕祭を機に推し卒を決意し、以後AKBからも離れて博多単推しに。遠征大好き現場ヲタです。

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